大晦日

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あっという間に2015年ももうおしまいです。

今年は色々な人と出会え、後半には制作にも打ち込めて、とてもありがたい1年だったなぁと思います。中でも3ヶ月のドイツ滞在が実現できたのはやはり大きいです。

無事こうして帰国できたのも支えてくれる方々のおかげ、本当に感謝しきれません。

このサイトやブログを通じて、何か少しでもバックしていけたらなぁと思っています。

来年もどうぞ、よろしくお願い致します!

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さて、上の作品”時の色”は左から右へ向かって、

→古くから使われてる絵の具(緑青、群青、代謝,本洋紅、朱、胡粉など)

→ 天然絵の具(鉱物から出来てるもの)

→ 近代できた新岩絵の具(ガラスに着色し人工的に作られたもの)

→ 最近できた合成、G絵の具、アルミフレーク

という感じに“岩絵の具”の色の変遷を時系列を追って描いてみたものです。

並べてみると、はじめはあんまり色数なかったところから、大きい樹が枝を伸ばすようにどんどん色の幅が広がってきたのがわかります。

色の幅が増えたということは、そのまま表現の幅も増えたということで、
そしてまた新しい色への探求の軌跡でもあると思います。

岩絵の具、大きい括りでいうと顔料は、今なお新しい色が日々開発されています。

環境に配慮したもの、価格を抑えたもの、まったく新しい素材、ちょっと変わった鉱物から出来たものなどなど…

来年はどんな色に出会えるのか、楽しみです!