因州和紙

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ちょっと前に鳥取に遊びに行った時偶然出会った因州和紙さんを発掘致しました。

小川の紙よりつるつるっとしていて、滲まず、筆(特に墨!)で描く仕事にもってこいな描き心地です。

筆の線がすごく綺麗にでるなぁ..と鳥獣戯画かえるを描いてみました。
こういう線を生かしたのに向いてそうです。書にも向いていそう。

後ろの色がついてるのは水彩で染めてみた物です。

《作り方》

1適当に折り畳んで全体を水に浸す

2軽く水気を取ってからお好みの色水(水彩絵の具を水に溶かしたもの)につける

3乾いて来たら折り目を広げて平たい所で乾かし、生乾きのうちに紙か布を当てアイロンをかける

という感じで作りました。

 

色染めすると特有のモヨモヨした模様が浮き出るのが面白い。。

ちなみにこちらの紙は鳥取駅前の商店街にある加藤紙店さんで購入したものです。

特に二階に色んな和紙、特殊紙が所狭しと置いてあってすごく面白かったので画材好きさんにはおすすめです!また行きたい。

アクリル

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友達の結婚式用ウェルカムボードを描かせてもらいました。

こういうお祝の時はついついパステルカラーを使いたくなってしまいます。

久しぶりにアクリルガッシュを使ったのですが、速乾性っぷりに驚きました。

すごい、便利です。ここの所、水彩や日本画絵の具ばかりだったので、早く乾くっていいなぁ〜スッゴイはかどるなぁ〜と、文明の力にただただ感嘆でした。(すごく今更ながら)

乾くのをじっくり待ちつつどんな色になるかなぁと想像しながら描くのは楽しいですが、たまにはアクリルを使ってみるのもいいかもですね。

どの画材も一長一短、色々試してみたいものです。

岩絵の具?

粗さによって色が変わる岩絵の具。そこがまた面白い所です。

ついつい説明を省いてしまっていたんですが、

そもそも””岩絵の具”ってなに??という方も多いのでは...と、こんなの作ってみました。

tori_omakekotori

岩絵の具は同じ材料から出来た絵の具を”粗さ”で分けていて、粗い順から

1番>3番>5番>7番>9番>11番>13番>15番>白(びゃく)番

という感じで番号がつけられています。

だいたい1番はザラメくらい、11番くらいだと砂、白だと粉状です。

大抵の物は、細かいほど色が白っぽく淡くなり、ビンに詰めて並べると綺麗なグラデーションになります。

そこで、百聞は一見にしかず、葉っぱを粗さで塗り分けてみました。

根元に行くほど粗くなっています。

切り出すとこんな感じ↓

omake

ちなみに、この”番号”ややこしいことに取り扱っているお店や、製造元によって基準や付け方が異なるので、今回紹介している粗さや色はご参考程度に!

以上、岩絵の具の面白さが少しでも伝わったら幸いです!!