透明水彩のご紹介

今回はスケッチの相棒水彩絵の具たちを紹介します。

かれこれ十年以上、付け足したり入れ替えてみたり。最近になってようやく安定して来たパレットです

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身近でとっつきやすい水彩絵の具ですが、いざ買って揃えようとすると似たような色が沢山並んでいて、いったいどれを買ったらよいやら、、となる事もあるのでは、、と

今回は私のカラーパレットをご紹介します!

ちょっとでも参考になったら幸いです。

絵の具一覧

△クリックすると少し大きくなります(つけている色は参考程度に)

私はほとんどホルベインで揃えていて、使っているあの黒いパレットもホルベインさんのです。一色あたりの容量が大きいのと改造しやすいのでなかなか便利です。

この中でも特にオススメなのが52のウィンザーレモンです

便利な透明水彩ですが、一番の難点は濁りやすい事。

チューブから出した色そのままを使っているのに、なんだかくすんでる?なんてことありませんか?

特に黄色は濁りやすく、発色のいい黄色を探すのは結構難しいのです。

そんな中で出会ったのが、このウィンザーレモン。とても発色がよくあざやかな黄色です。澄んだ黄色が手に入れば勿論、澄んだ緑やオレンジも混色で出来るという事になるので、基本色はちょっと高価でもいい物を、、と思ってしまいます。

ウィンザーニュートン社はイギリスの老舗メーカーさんで、時々ビックリするくらい高かったりするんですが、その分品質がいいのでコストパフォーマンスはいいんじゃないかなぁと思います。

国産メーカーだと48のコーラルレッド(珊瑚)

クサカベの色は全体的に柔らかく、まるみのあるところが魅力的です。

特にコーラルレッドなどのパステルカラー、彩度の低めのソフトカラーは他のメーカーにはない、なんともいえないまろやかさがあります。値段は比較的お手頃。

比べてホルベインはスッキリとした印象。色数も多くどこの画材屋さんでも大抵扱っているので補充しやすいというのも利点です。

中でも気に入っているのは 24のシャドウグリーン。スッキリとした濃く暗い色ですが薄く使うと鮮やかな緑色感じさせる、深みがあるのに澄んだ色です。

濃い色だと濁ってることもあったり、緑みのある黒というのはなかなかないので重宝しています。

 

以上、ちょっと参考になったでしょうか。。

新緑の美しい季節になってきました、これから水彩でも初めてみようかという方,予備校その他で水彩と格闘してる皆様にちょっとでも参考になったら嬉しい限りです。

金と黒(色紙:小扇面)

花曇りの日が続いております。

ここ最近の雨で散った桜が水たまりやらお堀やらに浮かんで、

水面を桜色に染めていたりしてとても綺麗です。

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小扇面の外金を使ってみました。

前に使った端が切れているほうの扇面より迫力は劣りますが、その分このぽっかり空いた扇面に注目しやすい効果がある用に感じます。

小扇面、中が金だったり銀だったり色々とあるのですが、なんだか覗き穴をのぞいているような、画面を切り取って来たような面白さがある色紙です。

覗き穴といえば丸窓もそういえば使った事がないので、今度挑戦してみたいです!

丸窓はなんだかお月様のような扇面とまたちがった魅力がありますよね。

 

八尾和紙はがき

先日の記事で紹介した八尾和紙さん、頼んで2〜3日後、すぐに届きました!

しかもオリジナル卓上カレンダーのおまけ付き!ありがたく愛用させていただいております。

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ハガキサイズに、桜に水鳥を試し描きです。

厚手のしっかりした紙、滲みもないのでそのまま水彩や墨彩によさそうです。

味わいのある生成り色をしているので、胡粉の白もよく映えますね。

また、紙肌が和紙特有の繊維質な感じ(麻紙と画仙紙の間くらいな感じ)なので、岩絵の具のノリがよく、そこもちょっと嬉しい発見でした。

岩絵の具をハガキに使おうとすると、表面がツルツルしていて、なかなかのらない事が多いのでこういうハガキに出会えた事は、とってもありがたいです。

大きい制作の習作用とかにもいいかもしれませんね。。

後ろに宛名を書いたらハガキにもなるし、いいものを発見しました!

 

是非、富山の本店さんにもおじゃましたいものです。

参考:: 《桂樹舎》ー富山の伝統工芸 八尾和紙ー