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世界中の紙が集まるお店

以前からずっと行ってみたいと思っていた

名古屋は熱田神宮のすぐそばにある

“紙の温度”という紙屋さんに行ってきました!

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国内各地の和紙は勿論、ネパールやタイ、韓国、イタリア、ドイツ、フランス、ブラジルと・・世界各国の色々な紙が揃っていて、何日いても楽しめる充実ぶり

こうして比べてみると、同じような材料を使っているのに、作られた地域によって質感や風合いが違って、”紙”というのはなんとも奥ゆかしくも面白いものです。

お店で発行されている和紙用語集、これまで知らなかった知識がてんこもりで面白かったです。

いわゆるシート状の紙に限らず、楮(紙の原料)の繊維の塊みたいな物とか、和紙でできた花器、オリジナルの和柄折り紙、地元名古屋の伝統工芸である型染めを使った和紙など変わり種も満載で、画材にあまり興味ない方でもかなり楽しめるんじゃないかと!

こんなお店が近くにあったら入り浸ってしまいそうです。ちょっと本気で名古屋に引っ越したくなりました。また遊びに行きたいです!

お近くにお越しの方は是非

紙の温度 公式HP : https://www.kaminoondo.co.jp/
店舗営業時間:9:30-17:30
店舗定休日:日曜日(祝日営業)

江戸東京博物館

先日、両国に行く用があってついでにフラッと

江戸東京博物館によってきました。

だいぶん前に行ったっきりだったのですが、久しぶりに行って驚いたのが

図書室です!

建物の上の方の階にあるのですが、江戸文化に関するあれこれ服飾、遊び、歴史書に始まり、昔の地図、美術の関連で行くと、当時流通していた紙の種類や、染料などなど

なかなか普段図書館でみないような面白い専門書が沢山並んでいてとても面白かったです。

しかもなんと入室無料! コピーは白黒なら10円、カラーで100円で対応していただけました。

特に面白かったのが双六図面を集めた画集です。

江戸時代は特に大衆文化が発展して行ったのと、異国文化が入って来たとで、人々の娯楽の中にだんだん異国や海外への興味と好奇心が入ってくる感じがとても面白かったです。

たかが双六、されど双六、、娯楽文化は時代の縮図なのかもなぁと思いました。

江戸東京博物館
公式HP:: https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/IMG_5323

現在の展示は大河ドラマで話題の真田丸、そしてこの夏の展示は大妖怪展だそうです!

なんと土偶から妖怪ウォッチまで!とても行きたい。

 

透明水彩のご紹介

今回はスケッチの相棒水彩絵の具たちを紹介します。

かれこれ十年以上、付け足したり入れ替えてみたり。最近になってようやく安定して来たパレットです

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身近でとっつきやすい水彩絵の具ですが、いざ買って揃えようとすると似たような色が沢山並んでいて、いったいどれを買ったらよいやら、、となる事もあるのでは、、と

今回は私のカラーパレットをご紹介します!

ちょっとでも参考になったら幸いです。

絵の具一覧

△クリックすると少し大きくなります(つけている色は参考程度に)

私はほとんどホルベインで揃えていて、使っているあの黒いパレットもホルベインさんのです。一色あたりの容量が大きいのと改造しやすいのでなかなか便利です。

この中でも特にオススメなのが52のウィンザーレモンです

便利な透明水彩ですが、一番の難点は濁りやすい事。

チューブから出した色そのままを使っているのに、なんだかくすんでる?なんてことありませんか?

特に黄色は濁りやすく、発色のいい黄色を探すのは結構難しいのです。

そんな中で出会ったのが、このウィンザーレモン。とても発色がよくあざやかな黄色です。澄んだ黄色が手に入れば勿論、澄んだ緑やオレンジも混色で出来るという事になるので、基本色はちょっと高価でもいい物を、、と思ってしまいます。

ウィンザーニュートン社はイギリスの老舗メーカーさんで、時々ビックリするくらい高かったりするんですが、その分品質がいいのでコストパフォーマンスはいいんじゃないかなぁと思います。

国産メーカーだと48のコーラルレッド(珊瑚)

クサカベの色は全体的に柔らかく、まるみのあるところが魅力的です。

特にコーラルレッドなどのパステルカラー、彩度の低めのソフトカラーは他のメーカーにはない、なんともいえないまろやかさがあります。値段は比較的お手頃。

比べてホルベインはスッキリとした印象。色数も多くどこの画材屋さんでも大抵扱っているので補充しやすいというのも利点です。

中でも気に入っているのは 24のシャドウグリーン。スッキリとした濃く暗い色ですが薄く使うと鮮やかな緑色感じさせる、深みがあるのに澄んだ色です。

濃い色だと濁ってることもあったり、緑みのある黒というのはなかなかないので重宝しています。

 

以上、ちょっと参考になったでしょうか。。

新緑の美しい季節になってきました、これから水彩でも初めてみようかという方,予備校その他で水彩と格闘してる皆様にちょっとでも参考になったら嬉しい限りです。