「色紙」カテゴリーアーカイブ

梅に牛 《金潜扇面色紙》

今日は立春、暦の上ではもう春ですが、まだまだ寒いです。

お正月にアップした牛は講習の見本用に描いたものだったので、改めて今年の干支である牛を描きました

講習となると、いわば人にお伝えするためのテキスト。使う画材も技法も自分の好きなようにとはいかないので、こう改めてやりたいように描くととても楽しかったです。

ふと生徒さんも講習を離れて自分で書くときは、楽しく思うまま描いて欲しいなと思いました。

コロナが落ち着いたら行きたいところ。色々ありますが、湯島天神もその一つです。天神さんの牛は黒なのよと教えてもらったので今回はそのイメージで黒牛にて描きました。

外出する楽しみは難しいですが、家で新しいことを学ぶには良い時節なのかもと最近思います。

ちょうど、天神さんとゆかりのある丑年でもありますし実りが多そう。どうでしょう

金潜扇面色紙《キンキ》

先日のスケッチを元に色紙に仕立ててみました

扇面の外側は、スナップエンドウです

顔を近くで見たところ
目は下地に銀箔を張りこんでみました

紅白は胡粉と朱で彩色し、赤の岩絵の具で加筆しました
朱と岩絵の具の赤は似たような色でも画面に使うと見え方が違うのが面白いです

生き物を描くのはなんとも言えない面白さがあります。
海なし県の埼玉にやってくるまでどんな魚生があったのか想像するとなんとも感慨深くなります

そう言えば金銭扇面は、華やかでめでたい感じが春らしくて、ついつい春の色紙に選んでしまいます、去年の桜も扇面でした!

春日(2019)

《おひなさま》金潜紙 寸松庵

生徒さんのリクエストもあって、実家の雛人形を寸松庵に描いてみました

手作りの土人形は、温かくまるい感触がなんとも優しい気持ちにしてくれます

金潜紙は胡粉の白さが引き立つので使い甲斐があるなと思う一方
濃淡で雰囲気が変わったり均一に塗るのが難しかったりと奥深さも痛感します

家に贈答しようと描いたのが2月中旬、そのまま手元にあって気づいたら3月3日になってしまいました..

来年用にお渡しするとしましょう

新型ウイルスの影響で色々ままならない昨今ですが、皆様どうぞ体調にはくれぐれもお気をつけてお過ごしください

※ブログの更新をするぞ!と意気込み更新したところ、3/2の夜ごろ一時的にファイルの不具合でページが表示されなくなっていました。現在は修正しましたが、閲覧できなかった皆様ご心配をおかけしてしまい、すみませんでした