春ごろにスケッチをしていたヤマボウシ
絹本でコツコツ制作し、この度とても素敵に表装していただきました
一から10まで全ておまかせでお願いしていたので、ドキドキだったのですが、
先日届いたのを広げ思わず、おおお..!と呟いてしまいました。
今回の作品は胡粉の白をいかに美しく引き出せるかを一つのテーマとして試みたものです。
庭の片隅で、春の夕闇に穏やかに光るヤマボウシ
淡い錆白緑とベージュの表装は、見事にそれを助けてくれています
”表装”と一言で言っても色は何通りもあり、その組み合わせとなると何万通りという想像しただけで気の遠くなる数字です
その中で組み合わせを選び構成することが、どれほど大変で研鑽が必要なことなのか..職人さんはすごいなと、もう感嘆するしかありません
これまで麻紙に描いて額装する事が多かったのですが
近くにこんなに良い表具師さんがいると知った今、絹にもどんどん挑戦してみたいです