「展示のご紹介」カテゴリーアーカイブ

川原慶賀の植物図譜-気になる展示-

現在、浦和の県立近代美術館で開催されている”川原慶賀の植物図譜”

江戸時代後期、シーボルトと交流のあった長崎の絵師だそうです

近所に行った際丁度開催されていて、これは!と思ったのですが残念ながら手持ちがなく、、備忘録ついでにご紹介

いわゆる絵画もおもしろいですが、昔の手書き所蔵品図録や動植物図鑑など、当時の人のそのものを観察する視線が見えるようで面白いです

そして今とは違い、限られた画材、道具のなかでここまで緻密に描写できるのかと毎度毎度衝撃を受けます

ちょっと前に永青文庫の展示に行った際にも、目を見張る様な緻密な描写の所蔵品図があり、本当に驚きました

たいていそういう図譜というのは博物館で数点遭遇することが多いのですが、今回は、一人の絵師の作品を一つの場所で見れるという ちょっとめずらしい機会!

 

会期が迫っていますので、ご興味ある方は是非!

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埼玉県立近代美術館《公式HP》http://www.pref.spec.ed.jp/momas/

5/21(日)まで10:00~17:30


 

※お知らせ※ ”はじめに”の更新、お問い合わせフォームを修正しました

 

日本の美術 受賞作家展-展示はじまりました-

早いもので本日から”日本の美術 受賞作家展”がはじまりました!

初日と言うことでレセプションパーティーがありまして、出席させていただきました

この前の展示では話せなかった作者さんと色々とお話したり、作品について詳しく伺うことが出来てとても楽しかったです!

こちらはこじゃるさんの作品(一部)、ペーパークイリングという技術を使っているそうなのですが、、いつまでも見てられる楽しさ!!ぜひとも本物を近くてみていただきたい面白さです

 

審査員の方のお話に、誰かに見られて完成する、というような言葉があったのが印象的で、あらためて引きこもってばかりではいけないなぁと実感するひとときでした。。

インタラクティブアート、参加型の芸術、なかなか面白そうな分野です

 

盆栽美術館-行ってきました-

前々から気になっていた、さいたま市のその名も盆栽町にある盆栽美術館へ行ってきました!

5/10まで開催の盆栽世界大会にあわせて、普段なかなか公開されない名品が数々展示されていました

・・・気になっていたといいつつ知識は全くなかったのですが

会場内で盆栽の歴史や見方、技法や種類による楽しみ方の違いなどわかりやすく解説されていて、展示を見終わった頃には盆栽やってみたい!!!とまんまと思ってしまいました、まだちょっと諦めきれてないです。

特にいいなぁ!と思ったのが、こういう松の古木が白く変色している所とのコントラスト

古木の白が岸壁に流れる滝のようで一本の木のはずなのに、まるで一幅の山水画を見ている様でした

解説の中で盆栽は自然の縮図、小宇宙といった文面があり、なるほどなぁと

こちらは”もみじ”の盆栽

下から見上げると大樹の様に見えるから不思議です

今の時期は新緑が綺麗でしたが、また違う時期に来たら別の魅力に出会えそうです

 

《さいたま市大宮盆栽美術館》
公式HP:http://www.bonsai-art-museum.jp/exhibition/exhibition-2320/