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絵の具を焼く

長いおうち時間、皆さんいかがお過ごしでしょうか

もともとあまり家から出ないインドア派な私もいい加減外に出たくなってきましたが、今は辛抱です、いやはや

さて、前々から実験してみたかった”絵の具焼き”に挑戦してみました

みるみるうちに色が変わって思いの外楽しいです、これは。。

↑元の色  《焼く時間》 短い<<<<<<<<<<<<<<<<長い

一番上から
”天然 群青15番”、 ”天然 緑青15番”、”水干 舶来黄土”です

群青は焼くと少し緑みが増すように感じました。焼いて使う場合はこの”緑み”も考慮したいところです

緑青はなかなか色が変わらない、と思いきや、変わり始めてからが早いのでベストな焼き加減で止めるのが難しいです

黄土を焼くと、代謝のような色になるのには驚きでました、、含まれる鉄分が熱で酸化することによって赤茶っぽくなるのですが、

例えば市販の絵の具を買う時、この代謝や朱土より、もう少し明るかったり暗かったりする色が欲しい…という時は、自分で焼いて作ってしまうのもありですね

《用意するもの》

フライパン、スプーンか木ベラなど混ぜるもの(金属の場合は火傷注意!柄の長いものを使うこと)、絵の具※

※銅、鉄など金属が含まれる”天然”絵の具
(例:緑青、群青、金茶、岩黄土、黄茶、水干黄土など) ×新岩絵の具、合成、G絵の具などは使用しないこと

《注意点!!》

必ず換気しながら焼くこと

マスク、ゴーグル(あったら)をつける

!ついつい気になってしまいますが、、
熱してる最中は 絵の具に顔を近づけない

《焼き方》

1絵の具をフライパンに入れ、火にかける
ガスコンロの場合は弱火、電熱器などを使う場合は中くらいにて
焼きむらができないよう底を返すように混ぜる

2お好みの手前で火から一旦あげる、スプーンでとって冷まして色を確認、焼き足りないようだったらもう一度火にかける

3ちょうど良い具合になるまで2を繰り返す

以上、簡単ですが、絵の具を焼く方法と注意点などまとめてみました、ちょっとでも参考になったら幸いです

粉砕〜ハンマー編〜

ずっと愛用していたワンダーブレンダーさんが故障中のため手作業で粉砕中です

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ハンマーのメリットは、細かい不純物除去がしやすいのと摩擦熱が生じない所です

緑青(孔雀石)は特に熱で黒っぽく酸化しやすいのでワンダーブレンダー等のグラインダー系マシンを使うとほんのり色がくすんでしまう気がします。

その点ハンマーだと鉱物本来の鮮やかさが保てるわけです

原始的な方法故に原始的な色に近い顔料が出来上がるかもしれません

デメリットは勿論、時間と体力をすごく消耗する事!!!

 

筋力をつけなければ…

気になる缶詰

鹿児島県は垂水にて、面白い缶詰が販売中でして

こちら↓ (垂水市公式HP)

灰缶詰~ハイ!どうぞ!~

なんと、自然の(ありがたくない)恵み桜島の火山灰100%!!

とても、ほしい..!!

火山灰、絵の具にするとどんな感じなんでしょうか??

なんだか、鋭利そうなイメージです。色は・・・グレーなんでしょうか

作ったらやっぱり桜島を描くのに使いたい物ですね!!

 

今度、九州の方に周遊しに行こうかと思ってたのでそのときに是非手に入れたいものです。

そういえば指宿の方にもカンラン石(ペリドット:緑みのある透明なとっても綺麗な鉱物です)が見つけられる海岸があるとか、、

国内もなかなか目が離せないです。