「画材」カテゴリーアーカイブ

あけましておめでとうございます

前回の投稿から丸っと一年たっていたとは・・・!

巳年から一年、今年は午年。

実は最近、制作環境をちょっとずつ変えておりまして、今年はもう少し発信しやすくなる予感です。MacBookすごい・・!

干支寸松庵2026午年

今回使用した朱紙、胡粉の白が引き立って、楽しい画材です。

本年が皆様にとって良き一年となりますように!

画材の紹介”墨の華”

絵を描くのに欠かせないもの、墨。

私はいつも硯で擦って作っています

だんだん墨が色濃くなっていくのを眺めながら、どんな風に描こうかと考える時間は楽しみの一つだからです。

しかし、ここのところ教室で使ったりする時に、毎度いちから作っていると必要な時まごついてしまって良くないなと思い

この度、前々から気になっていた壺入り液墨、”墨の華”を購入してみました

しっとりした黒色が美しい、、いやはや噂に違わぬ良い色です

”墨の華”という字でなんでか白い花が思い浮かんだので、白い牡丹を描きました。

淡い色の雰囲気はもちろん、濃い色がハッキリ出るのが良いですね

伝える色/ S3号

土佐光起の”本朝書法大博”に記載されている絵の具の混色例を参考に、江戸時代に使われていた色彩を再現してみました

こうして並べて見ると、数百年前から絵画の色彩はとても豊かなものだったんだなぁと感慨深いです

さらに、実はこの全64色、わずか10色の組み合わせでできています。

どんな色になるのだろうと書いてあるとおり混色して彩色してみると地味深いいい色が出来上がるので、すごいものです。

さすが何年も何年も伝わっているだけあるなとも感心するのですが

それと同時に、この色もおそらく誰かの試行錯誤で生まれたのかと思うとその歴史が偲ばれます

特にいい色、と思ったのが”紫藤”です
一番下の右から4番目の色。藍と臙脂と胡粉を混ぜてできるのですが、実にいい藤色です

なんとなく頭をよぎる藤を描いた江戸絵画もこうして描かれたのかとな思うと、なんだか歴史に触れたような嬉しい気分になります