地元の画材屋さんにふらっと入って手に入れたミニ額さんたちです
油絵なんかの洋画材を中心に取り扱っているお店なので
こちらも元は油絵用に作った額の端材から作られたのだそうです
ステンの額もいいですが、手仕事のあたたかみを感じられる木製額はなんともいえない味があるなぁと見ているだけでなんだか面白いです。
どんな絵をあわせたら面白いか、絵があってからの額を選ぶ事が多いですが
たまには額を決めてから絵を描くっていうのも、ちょっと楽しそうです
ご近所の芙蓉がとても美しく咲いていて、前を通る度に見とれてしまっています
鉄線の様な葉脈と、繊細で柔らかい花弁とのコントラストがいつまでも見ていられる美しさなのです
今回、下地は以前試しに作ってみたなんちゃって銀潜紙にしてみました。
紙の温度さんで購入したアジアンペーパー、ドーサをひいてこうして使ってみると岩絵の具の引っかかりもよく、かといって繊維がもじゃもじゃでてくることもなくて、
下に張り込んだ銀箔も程よく透かしてくれてなかなか面白いです
もうすぐ九月、重陽の節句の季節ですね
そんなこんなで今回の色紙は菊にしてみました。去年扇面に描いた菊とはまたちょっと違う雰囲気になったでしょうか
黄色の菊花は藤黄(ガンボージ)と胡粉を混ぜた物で描いています
藤黄というのは古くから使われている樹脂を固めた絵の具なのですが、ちょっと水をつけると、たちまち冴え冴えとした鮮やかな黄色が現れて,,!!
なんとも面白い絵の具です。
ちなみにこちらは暗所で撮影したもの
菊を添えると丸窓が満月のように見えてくる気がして不思議です
参考記事→アンスリウム《丸窓金潜》