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連筆のような…

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こちらドイツの画材屋さんで発見した連筆のような不思議な筆です。

色々と作りがダイナミックなんですが、すごく安い!

3ユーロくらいだったと思います。500円くらいって感じでしょうか

使ってみる前に記念に撮ってみました。

連筆だったらこの大きさなら2−3万軽くしそうです、、質の差もすごいですが

刷毛じゃなくてこういう細い筆を並べる物を欧米でも扱ってるんだなぁと驚きました。

毛先が割れにくいのがいいのかなぁ

使いやすさへの探求は世界共通ですね。

それにしても柄がない。そっちの方が使いやすいんでしょうか、9連筆とかになると確かにそうかもです。あの柄、もっぱら乾かすときに引っ掛けるようなのかな

12連筆とかいつか使ってみたいものです、枕元とどかないかな。。

侘助つばき

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鳥の子色紙に岩絵の具と胡粉にて。

ひきつづき膠の代わりにゼラチンを使ってみたのですが、

こちらは密閉して冷蔵庫保存で2〜3週間が保存の目安かなぁという感じです。

椿もそろそろ終わりがけ、今年ももうあと少しです。

先のドイツ滞在では油画と西洋文化とコンテンポラリーアートをここぞとばかり堪能させていただき、ふと

西洋画は影、日本画は陰に重きを置いているように思いました。

何に重点を置いて物をとらえるのか、という文化の違いが根底にある気がします。

最近めっきり不可思議な生き物や抽象的なものを描くことが多いですが、

この対象の”おもかげ”を表すことを胸に、こうして原点回帰しながら色紙を描くととても勉強になります。

そして何より楽しい。

香草怪奇

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そんなこんなでイベントに持ってく予定の作品の一部です、ただいま仕上げ中であります。

気になる香辛料効果ですが....鼻をすっごい近づけると、ほんのりスパイシーな香りがするかなぁ〜といったところ。

この香辛料絵の具、ふわふわしてとても軽いので水で溶くと表面張力で筆にくっついてしまい、なかなかの曲者なんですが、そんな時は似たような色合いの岩絵の具(11番くらい)を混ぜて使って解決しております。

繊維の所に岩絵の具が絡むのがいいのか、顔料の世界は全く奥深いです。

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話は変わりますが、先日湯島の喜屋さん(日本画材店)にいったら、丁度冬セールをされていました。

試作の岩絵の具があったりしてとても面白かったですよ!

お近くにお住まいの方はぜひ!