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日本橋はいばら–200年以上続く和紙店-

地下鉄の日本橋駅からすぐ、以前から気になっていた和紙屋さん”はいばら”さんに行ってきました

何とも言えない歴史の深みと味のあるデザインの数々、封筒や、はがき、団扇に千代紙などなど見ているだけで面白いお店でした

和綴じのスケッチブックひとつ欲しいなぁと思っていたので迷いに迷ってハマグリ柄にしてみました!かわいい

下のハガキは左から、色付き画仙・画仙・唐紙・越中和紙です

色付きの画仙はがき、こんなに紅のように真っ赤なのはじめて見て思わず手に取ってしまいました、、

胡粉の白がよく映えそうです。白鷺とか鶴を描いてもおもしろいかも

 

文房具好きさんは是非一度行ってみていただきたいお店
わたしも近々また行きたいものです^^*

 

<<日本橋 和紙 榛原(はいばら)>>

公式HP : http://www.haibara.co.jp/

 

《七夕》金潜紙色紙

そういえば今年の七夕は珍しく晴れましたね!

旧暦の七夕は八月、それにあわせて行われる仙台の七夕祭り、一度は行ってみたいものです

お祭りの、あの特有のちょっと浮かれた感じの雰囲気、思い返すだけでもちょっとウキウキします

岩絵の具の面白さは、かすれたときの独特の風合いにもあると思います

特に金潜紙やザラッとした面でその魅力が出やすいです

インドの染料“ヘナ”

知る人ぞ知る(?)インドの染料ヘナ、西アジアの方で昔からボディペインティングの材料として親しまれてきた染料です

最近ではヘアカラーとしても注目されているみたいです

これ岩絵の具と混ぜたらどうなるのかなぁ

と、こっそり狙っていた矢先、ちょっと立ち寄ったアジアンショップで取り扱っていたので、さっそく試してみました

左から

そのまま、本洋紅、新岩11番、新岩15番、胡粉(薄塗り)、胡粉(厚塗り)、薄墨です

さらに上半分が膠入りヘナ、下半分が膠なしヘナ

 

比べてみると、まず膠が入っていてもいなくても定着するというのが驚きです

さすが染料、ガンボージなどの植物性樹脂と同じく成分の中にノリの役割をする成分が含まれているのかもしれないです

胡粉を上に掛けると少し色が染み出てくるのもガンボージにちょっと似ています

そういえばコチニールも結構上に染み出てくる印象です、染料の特徴なのかもしれないですね

しかし、暗い色やら粒子の粗い絵の具だと”しみ出し”もほとんど気にならないので、そのあたりをうまく使うとよさそう

あえて胡粉や明るい色の水干なんかを上から掛けて、染み出る感じを楽しむのも面白そうですね