そろそろ梅雨入りの季節となりました。
曇り空のしたで見ると緑が鮮やかに感じられるので、この季節は結構好きです。
晴れの日のような印象的な光やキラキラした表情はないですが、
その分、そのもの自体が持っている質感や風合いなんかがよく見て取れる気がして、穏やかな曇りの日はスケッチにもってこいだなと思います。
影になっているはずの、葉っぱの裏面の方が鮮やかに見えるなんてなんだか面白い
先日ご紹介した紙の温度さんで手に入れたマーブリングセットでつくってみました。
墨のメーカーさんが作っているせいか黒はなんだか墨の香りがします笑
ちなみにこちら→墨運堂 彩液 マーブリング 6色セット 15620
アマゾンさんでも購入できる様です。便利な時代になったものですね
今回は因州和紙を染めてみました。ツルツルした和紙、ちょっと毛羽立っている和紙、洋紙、水彩紙、いろいろ試行錯誤中なのですが今のところ因州和紙が一番キレイに染まっています。
ツルツル感と適度な染み込みやすさが程よい様です
薄美濃紙なんかの薄い紙に染め付けて、立体に張り込んだり、作品に貼付けてみたりしても面白そう
マーブリングなんて、小中学生ぶりでしたが、やっぱり何ともいえない面白さがあります。水面をふぅっと吹いてみたり爪楊枝で引っ掻いてみたり、
中々思うようにはいかないのですが、そこがまた癖になる面白さなのです。
以前からずっと行ってみたいと思っていた
名古屋は熱田神宮のすぐそばにある
“紙の温度”という紙屋さんに行ってきました!
国内各地の和紙は勿論、ネパールやタイ、韓国、イタリア、ドイツ、フランス、ブラジルと・・世界各国の色々な紙が揃っていて、何日いても楽しめる充実ぶり
こうして比べてみると、同じような材料を使っているのに、作られた地域によって質感や風合いが違って、”紙”というのはなんとも奥ゆかしくも面白いものです。
お店で発行されている和紙用語集、これまで知らなかった知識がてんこもりで面白かったです。
いわゆるシート状の紙に限らず、楮(紙の原料)の繊維の塊みたいな物とか、和紙でできた花器、オリジナルの和柄折り紙、地元名古屋の伝統工芸である型染めを使った和紙など変わり種も満載で、画材にあまり興味ない方でもかなり楽しめるんじゃないかと!
こんなお店が近くにあったら入り浸ってしまいそうです。ちょっと本気で名古屋に引っ越したくなりました。また遊びに行きたいです!
お近くにお越しの方は是非
紙の温度 公式HP : https://www.kaminoondo.co.jp/
店舗営業時間:9:30-17:30
店舗定休日:日曜日(祝日営業)