蛍《絹色紙》

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あっという間にお盆になってしまいました。

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空の藍は、彩雲堂さんの鉄鉢です
(鉄鉢=お皿に顔料を膠やアラビアゴムなどで練って固めたもの、顔彩や固形水彩みたいな感じです。筆で濡らすとすぐ使えるのでとても便利)

パリパリに割れちゃっていたのを格安で手に入れたのですが湿らせたら元通りになり全く問題なく使えました。買ってよかった..!

彩雲堂さんの藍は本物の藍を膠で練ってつくっているので、水で溶かすと特有のなんともいえない果物の様な甘〜い よい薫りがただよいます

特にくんくんかいでるつもりはないんですが、絵の具によっていいにおいだったり変な匂いがしたりするのってちょっと面白いですよね

膠で練っているときに特に強く感じる気がするので、

これもまた、日本画の面白い所の一つなのかな

 

2月の展示のお知らせ

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来年の2月に上野の森美術館で行われる”第22回日本の美術”に参加せてもらえる事となり

ただいま作品を製作中です。

東日本大震災のときからずっと描きたかったイメージで、この度、公開させてもらえる機会を得られてとても嬉しいです

詳細はまた後日改めて!

粉砕〜ハンマー編〜

ずっと愛用していたワンダーブレンダーさんが故障中のため手作業で粉砕中です

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ハンマーのメリットは、細かい不純物除去がしやすいのと摩擦熱が生じない所です

緑青(孔雀石)は特に熱で黒っぽく酸化しやすいのでワンダーブレンダー等のグラインダー系マシンを使うとほんのり色がくすんでしまう気がします。

その点ハンマーだと鉱物本来の鮮やかさが保てるわけです

原始的な方法故に原始的な色に近い顔料が出来上がるかもしれません

デメリットは勿論、時間と体力をすごく消耗する事!!!

 

筋力をつけなければ…