「色紙」カテゴリーアーカイブ

山茶花にセキレイ《金潜小扇面色紙》

sazannka2_k sazannka4 sazannka3

山茶花とセキレイをあわせてみました。

冬の足音が聞こえてくるような季節となりましたね

先日、鈴木其一展に行った際に見かけた”描表装”をヒントに..

違う紙の兼ね合いが楽しい扇面や丸窓の色紙はこういう感じに仕上げても華やかで面白いです

比較の参考に以前書いた色紙たち

IMG_5533s
詳細記事《白薔薇》

s_01
詳細記事《金と黒》

kiku2b
詳細記事《菊花》

前回の記事のスケッチの通り、じつはまだ近くでサザンカは咲いていないのですが…去年とった写真などを参考に、花が咲くのが待ち遠しい気持ちを込めて描いてみました

写真を参考に使うのは便利なようでなかなか難しいなと思うところもあります。

あまり写真に気を取られると表面を移すばかりの味気ない硬い絵になりがちだからです。重さや温度、内側に流れているエネルギー、見て感じる思い、そんな目に映らないものを大切にする制作を心がけているとやっぱりスケッチから描くのが一番だなぁと思います

なのでやむを得ず写真を使うときは一層気を引き締めてそういう見えないものを見なければと思うわけです

便利な世の中になったからこそ道具の使い方には気を付けていかないといけないですね

萩《鳥の子色紙》

hagi

萩がいろんなところで咲いてると秋だなぁとしみじみと実感します

萩の花が咲くのをみるのは秋の楽しみの一つですね

hagi2

ともすれば薮のようにもじゃッとしてしまいそうなのに、なんであんなに静謐な品があるのかなぁとスケッチしていたら

どうにも規則正しく対象に並ぶ葉や、スッキリとした形の花弁にその秘密の種があるようです
一見混沌、よくよくみると整然、複雑な数の羅列が一つの簡単な数式に当てはまる様な数学的な魅力がある花だなと

林檎《金潜小扇面》

apple2 apple3

先日のスケッチを色紙に仕立ててみました

吸い寄せられる様なあまい薫りが画面からでも感じられる様、特に思いをこめました

まるく愛らしい色合いとゴロリとした確かな重みと存在感がある秋の味覚 りんご。

実もさることながら、林檎の樹や枝葉、花も美しいです
また実っている所を見に行きたいなぁ