「画材」カテゴリーアーカイブ

松《白麻紙》

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かなり薄めの白麻紙をつかって描いてみました。

いつもつかっている画仙紙に描いたときとはまた違ったにじみが出ているように思います

こうみると水墨画は材料がシンプル故に、その画材の特徴がダイレクトに出ますね

紙もですが、墨はまだ二種類くらいしか試した事がないので、今後いろいろ試してみたい物です

ごま油を使っている物やら紅花の紅が入っているもの、長年熟成されたもの、海外の物…どれも面白そう。墨の世界も奥が深いです

蜻蛉《小扇面(外金)色紙》

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この時期、とんぼを見かけると、

お、そろそろ秋がくるのかなと思います

扇面の白い所は画仙紙になっているのですが、岩絵の具より水墨での濃淡がキレイに出ます。

破竹のときのように、岩絵の具を使ってねじこじしているとすぐに繊維がぼろぼろとでてきてしまいます

サラッと仕上げるのが画仙紙の良さを生かすコツなのかも

博物館のような日本画材屋さん-PIGMENT-

以前から気になっていた、天王洲アイル駅すぐそばのPIGMENTに行ってきました

ずらっと並ぶ、顔料たち、こう、バッチリ空間デザインされて見ると
改めて日本画の絵の具きれいだな〜なんて思います

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しかしながら特に面白かったのが膠!!
先日行った横須賀美術館で展示されてた膠も置いてあり
その時、初めて見るなぁ〜なんだろうコレ、、と思っていた膠達にも再会できました。
店員さんに聞いてみたところ海外の膠から豚膠、墨膠と,,その特性や作られ方についてとても丁寧に教えてくれて、本当に勉強になりました。


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太鼓膠という、古くなった太鼓の皮を炊いて作られた膠と
今ではなかなか入手が難しい鹿膠をゲットしました

最近使っている妻屋さんの軟軔鹿膠とどんな違いが出るのか、
今から楽しみです!

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PIGMENT Tokyo

公式HP : https://pigment.tokyo/ja
営業時間 : 11 – 20時
定休日 : 月曜日・木曜日